サイディングの外壁塗装|劣化5サインと費用相場

外壁塗装を考えたとき、ご自宅の外壁がサイディングという方はとても多いはずです。日本の戸建て外壁のおよそ8割がサイディングだと言われています。サイディングの外壁塗装は、築10年前後が最初の塗り替え目安です。

ただし、サイディングには「塗る前に確かめないと、数年で剥がれる」タイプが存在します。この確認を飛ばす業者が本当に多いのです。この記事では、劣化の見分け方から費用、業者選びまでを職人目線で解説します。

この記事でわかること

  • サイディングの塗り替え時期の目安と、劣化サイン5つの見分け方
  • 直張り工法・難付着サイディングという「塗ると剥がれる」2つの落とし穴
  • 30坪の費用相場と内訳、コーキングの打ち替え・増し打ちの正しい判断
  • 柄を残す仕上げ(WBアート)を含む4つの仕上げ方法の選び方

外壁塗装でサイディングを塗り替える目安は築10年

サイディングの外壁塗装は、築10年前後を最初の目安としてください。ボード自体ではなく、表面の塗膜とコーキングが先に寿命を迎えるためです。

サイディングにも塗装が必要な理由

窯業系サイディングは、セメントに木質系の繊維を混ぜて板状にした外壁材です。セメントが主成分なので、そのままでは水を吸います。

工場出荷の時点で塗装が施され、その塗膜が防水の役割を担う仕組みです。つまり守っているのは板ではなく塗膜のほう。塗膜が痩せれば、板は水を吸い始めます。

水を吸ったサイディングは、乾くときに縮みます。この膨張と収縮を何年も繰り返すうちに、反りやひび割れへ進んでいく流れです。

築年数ごとの塗り替えサイクル

下の表は、新築から数えたメンテナンスの目安です。あくまで庄内エリアの一般的な戸建てを想定した年数として見てください。

築年数 状態のめやす 推奨する対応
築5〜8年 コーキングに細いひび 点検のみ(無料診断で可)
築10〜15年 チョーキング・コーキング切れ 塗装+コーキング打ち替え
築20年前後 反り・浮き・釘周りの割れ 部分張り替え+塗装
築25年以上 板の破損・脱落 張り替えまたはカバー工法

注意したいのは、塗料のカタログ耐用年数をそのまま信じないこと。カタログ値は促進試験にもとづく参考値で、車の燃費表示に近い性格を持ちます。実際の持ちは、立地と施工品質で大きく変わるものです。

サイディングの劣化サイン5つ

塗り替え時期は、築年数より劣化サインで判断するほうが確実です。脚立がなくても、1階部分をひと回りするだけで大半は見当がつきます。

まずは5つのサインを一覧で確認してください。1階まわりならご自分で見当がつきます。2階と最終判断は業者にお任せください。

劣化サイン 確認方法 確認できる範囲 緊急度
チョーキング 手のひらで壁をこする 施主本人(全面)
コーキングのひび・切れ 目地を目で追う 1階のみ/2階は業者
反り・浮き 目線を下げて壁を横から見る 1階のみ/2階は業者
ひび割れ・釘周りの割れ 釘やビスの周辺を見る 1階のみ/2階は業者
コケ・カビ・変色 北面の下部1メートルを見る 施主本人(全面)

1. チョーキング(白い粉)

外壁を手のひらで軽くこすってみてください。白い粉がつけば、塗膜の樹脂が紫外線で分解され、顔料が表面に浮いた状態です。

防水性が切れているサインなので、放置すると板が水を吸い始めます。一般的なサイディングでは築10年前後から出はじめる症状です。

2. コーキング(目地)のひび割れ・切れ

ボードとボードの継ぎ目に入っているゴム状の材料がコーキングです。正式にはシーリング防水と呼びます。

サイディングの場合、この目地が表面に露出したままです。紫外線を直接受けるため、外壁塗膜より先に傷みます。新築時に使われる材料は耐用7〜8年程度のものが多く、正しく施工されていても10年ほどで限界を迎えます。

3. 反り・浮き

外壁を横から目線を低くして眺めてみてください。板の一部が波打って見えたら、反りが出ています。

反りは変形の第一段階です。ここから浮き、クラック、割れへと段階的に進みます。早い段階なら塗装と補修で止められる症状です。

4. ひび割れ・釘周りの割れ

サイディングの割れは、板の真ん中から起きることはほとんどありません。釘やビスが打たれた周辺から入るのが大半です。

反りで固定部に力がかかり、強度が負けて割れる仕組みだからです。割れを見つけたら、強風時の落下を防ぐためにも早めに見てもらってください。

5. コケ・カビ・変色

北面や庭に面した壁は、日当たりと風通しが悪くなりがちです。庄内は冬の積雪期間が長く、壁の下部が濡れたままになる時間も長くなります。

私が鶴岡や酒田で診断に伺うとき、まず北面の下から1メートルを見ます。ここに緑や黒の汚れが出ていれば、防水性が落ちている一つの目安です。

【必読】塗ると剥がれるサイディングが2種類ある

サイディングには、普通に塗ると数年で剥がれてしまうタイプが2種類あります。直張り工法の壁と、難付着サイディングです。ここを診断せずに見積もりを出す業者は避けてください。

直張り工法かどうか(築26年以上の家は要確認)

サイディングの張り方には、通気工法と直張り工法の2つがあります。通気工法は壁の裏に隙間を設け、空気が抜ける構造です。

直張りは、下地に対してボードをベタッと貼り付けてあります。2000年前後に通気工法が事実上の標準となりました。つまり2000年以前に建てられた住宅、いまで言えば築26年以上の家は直張りを疑ってください。

見分け方は簡単です。外壁の一番下にある水切りの部分をのぞき込み、壁の裏に隙間があるかどうかを見ます。隙間がほとんどなければ直張りです。

直張りが厄介なのは、入った水が抜けないことです。板の中に水分が残ったまま冬を迎えると、水は氷になるときに体積が約9%膨らみます。日中に融けて、また凍る。この繰り返しで塗膜が内側から押し出され、ボロッと剥がれます。

庄内は氷点下と融解を毎年繰り返す土地です。だから私は、2000年以前の住宅を診断するとき、必ず北面と西面の下部から見ます。凍結と融解の影響が最初に出るのがこの2面だからです。

直張りに塗る場合は、造膜タイプの下塗りは使えません。強い接着力を持つシーラー(外壁材と上塗り塗料を密着させる下塗り材)が必須になります。膜を作るだけの下塗りを直張りにいきなり塗ると、内部の水分が逃げ場を失い、密着不良で剥がれます。

難付着サイディングかどうか(築10年で綺麗すぎる壁は危険信号)

難付着サイディングとは、光触媒・無機系・フッ素・親水性といった特殊コーティングが施されたボードの総称です。特定商品の名前ではありません。

汚れにくさを追求した結果、新しい塗料まではじいてしまう性質を持ちます。実用化は21世紀に入ってからなので、2001年以降に建てられた大手ハウスメーカーの住宅は該当を疑うべきです。

判断のポイントは逆説的です。築10年から15年たっているのに、こすっても粉がつかない。艶もしっかり残っています。普通なら喜ぶところですが、私たちはコーティングが生きている危険信号と読みます。

確実な確認方法を、順番に挙げます。上から順に精度が高くなる並びです。

確認方法 難付着の判定 誰ができるか
新築時の仕様書を確認 光触媒・無機などの記載あり 施主本人
チョーキングテスト 築10年超でも粉がつかない 施主本人
水かけテスト 水が玉にならず膜状に広がる 施主本人
ラッカーシンナーテスト 布でこすっても色が移らない 塗装業者

対策は、専用プライマー(密着力を高める下塗り材)を使うことに尽きます。通常の下塗りが既存塗膜を少し溶かして食いつくのに対し、専用品は壁の表面と化学的に結合し、接着剤のように橋渡しをする仕組みです。

ここで押さえておきたい鉄則が2つあります。ひとつは、下塗りと上塗りを同じメーカーで揃えることです。別メーカーを混ぜて使うと、メーカー保証が受けられません。

もうひとつは、2液型の溶剤タイプを指名することです。2液型とは、塗る直前に主剤と硬化剤を混ぜ合わせる塗料を指します。缶から出してすぐ塗れる1液型より、化学反応で固まる分だけ密着力が高くなります。

なお、ハウスメーカー独自の下塗り材でなければ塗れない、という説明を受けることがあります。難付着用の専用プライマーは日本ペイントをはじめ各メーカーから出ており、知識のある塗装店なら対応できます。

ご自宅が直張りか難付着か、ご自分で判断がつかないときは無料診断をご利用ください。

渡会塗装店では、鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町を対象に、水切りの隙間確認とシンナーテストまで行う無料診断を承っています。
お電話:090-4044-9682(8:00〜18:00 / 日祝休) 公式LINEで写真を送って相談する

サイディングの外壁塗装にかかる費用相場と内訳

30坪の戸建てで、外壁塗装とコーキング打ち替えなら85〜140万円が相場です。屋根塗装まで含めると、塗料のグレードに応じておよそ110〜185万円が目安になります。

費用の内訳

総額だけを見ても妥当性は判断できません。内訳を見て、抜けている項目がないかを確かめてください。

項目 費用のめやす 備考
足場・養生 15〜20万円 建物の外周で決まる
高圧洗浄 2〜5万円 コケ・チョーキングの除去
コーキング打ち替え 15〜25万円 目地の総延長で変動
下地補修 3〜10万円 反り・割れの程度による
外壁塗装(3回塗り) 40〜60万円 塗料グレードで変動
付帯部塗装 10〜20万円 雨樋・破風・軒天など

この表は屋根を含まない、外壁側だけの内訳です。合計するとおよそ85〜140万円。屋根塗装を同時に行うなら、ここに25〜45万円が加わります。

見積書に「外壁塗装一式」としか書かれていないときは、内訳を出してもらってください。とくに下地処理とコーキングの項目が明記されていない見積もりは要注意です。

塗料のグレードで総額はどう変わるか

塗料は耐用年数が上がるほど単価も上がります。屋根・外壁・コーキング・足場をすべて含めた総額の目安を並べます。

塗料グレード 耐用年数のめやす 総額のめやす
ウレタン 8〜10年 100〜120万円
シリコン 12年前後 120〜130万円
フッ素 15〜20年 140〜150万円
無機 20〜25年 170〜180万円

選び方の基準は、あと何年その家に住むかです。あと30年住むご予定なら、無機で1回済ませたほうが足場代を含めて安く上がります。10年から15年の想定であれば、シリコンで十分に足ります。

凹凸の深いサイディングは費用が上がる

意外に知られていないのが、外壁の柄と塗料の量の関係です。溝の深い意匠性サイディングは、平らな壁より表面積が増えます。

私自身、溝の深い壁を塗るときは、横方向に入れてから縦方向、最後に斜めと三方向から塗り込みます。ローラーを転がすだけでは溝の奥に入りません。手間も塗料も増えるため、その分は正直に見積もりへ乗せています。

サイディング外壁塗装の工程と工期

サイディングの外壁塗装は、10日から2週間が標準的な工期です。雨天と乾燥時間の確保で前後します。

工事の流れ

着工から引き渡しまでの流れを、順を追って並べます。日数は30坪の戸建てを想定した目安です。

工程 日数 ポイント
足場設置・養生 1日 近隣へのあいさつも同日
高圧洗浄 1日 洗浄後は乾燥に1日必要
下地補修・コーキング 2〜3日 反り・割れの補修を含む
下塗り 1〜2日 外壁材に合ったシーラー選定
中塗り・上塗り 2〜3日 各工程で乾燥時間を確保
検査・足場解体 1〜2日 施主立ち会いで確認

いちばん差が出るのは下塗り

仕上がりの見た目は、上塗りで決まります。しかし持ちを決めるのは下塗りです。

下塗りは外壁材と上塗り塗料を接着させる役割を担います。ここで外壁材に合わないシーラーを選ぶと、どれだけ高い上塗り塗料を使っても数年で剥がれます。前章の直張りと難付着の話が、そのまま効いてくる工程です。

また、塗料には1平方メートルあたりの規定塗布量が決められています。多くても少なくても性能は出ません。極端に安い見積もりは、この塗布量を削っている疑いがあります。

サイディングの仕上げは4種類|柄を残すならWBアート

サイディングの仕上げには、単色・クリヤー・多彩仕上げ・部分塗り分けの4種類があります。新築時の柄を残したいなら、選択肢はクリヤーか多彩仕上げの2つです。

WBアートで柄を残して塗り替えたサイディング外壁のビフォーアフター
WBアート(多彩仕上げ)で塗り替えたサイディング外壁。柄と立体感を残したまま防水性を回復させます。

1. 単色塗装(塗りつぶし)

もっとも一般的な、1色で塗りつぶす仕上げです。費用が安く、対応できる業者も多いという利点があります。

気をつけたいのは、柄入りサイディングを単色で塗ったときの見え方です。レンガ調やタイル調の凹凸は残りますが、色の濃淡が消えて平坦な印象になります。柄が潰れて味気なくなった、という声はよく耳にします。

2. クリヤー塗装

透明の塗料を上から塗り、既存の柄をそのまま残す仕上げです。仕上がりは新築時の風合いに近くなります。

ただし条件が厳しい工法です。チョーキングが出ている壁には使えません。色あせや補修跡もそのまま透けます。クリヤーが選べるのは、おおむね築10年以内で劣化が軽い壁に限られます。

3. 多彩仕上げ(WBアート)

専用ローラーで複数の色を重ね、柄と立体感を再現する工法です。当店が得意とするWBアート(WB多彩仕上工法)が、この分類にあたります。

クリヤーと違い、劣化した壁にも施工できるのが最大の利点です。下塗りから始めて色を作り直すため、チョーキングが出た壁でも柄のある外観に戻せます。最上層に透明の保護層を設ける構成で、耐久はおよそ15年が目安です。

費用は単色のおおむね1.2〜1.5倍になります。工程が1つ増え、模様付けに職人の技術が要るためです。スズカファインの工法で、施工できる業者は限られます。仕組みや費用はWBアートとは?費用・耐久性・仕組みを職人が解説で詳しくまとめました。

4. 部分塗り分け(ツートン)

1階と2階、あるいは出っ張り部分だけ色を変える仕上げです。単色よりは表情が出て、費用の上がり幅も小さく収まります。

配色は2色までに抑えてください。3色以上にすると統一感が失われます。

どれを選ぶかの判断表

ご自宅の状態から逆算すると、選ぶべき仕上げはほぼ決まります。下の表で当てはまるところを探してみてください。

外壁の状態・ご希望 向いている仕上げ
柄がなく、費用を抑えたい 単色塗装
築10年以内・劣化が軽く柄を残したい クリヤー塗装
チョーキングが出ていて柄も残したい WBアート(多彩仕上げ)
雰囲気を変えたいが費用は抑えたい 部分塗り分け

単色とWBアートで迷われる方が多いので、費用と耐久の差はWBアートと単色塗装との違い5つ|費用・耐久を職人が比較にまとめてあります。

塗装で直せる劣化・張り替えが必要な劣化

反りが軽度なら塗装で対応でき、板が割れて落ちる段階まで進むと張り替えになります。分かれ目は、板そのものが構造として保っているかどうかです。

塗装で対応できる状態

チョーキング、コーキング切れ、軽い反り、コケや変色。ここまでなら塗装と補修で止まります。

軽度の反りは、釘やビスを打ち増して固定します。頭からの浸水を防ぐためシーリングを詰め、外壁と同色でタッチアップして目立たなくする流れです。

張り替えを検討すべき状態

反りが大きく、釘で固定すると割れてしまう状態です。あるいは板が破損して落下しそうな状態。ここまで来ると部分張り替えが必要になります。

覚えておいていただきたいのが、同じ柄のサイディングが手に入るとは限らない点です。10年も経てばモデルチェンジされており、近いデザインで代用することになります。仕上がりに違和感が残るため、そうなる前に塗装でメンテナンスするほうが結果的に安く、綺麗に収まります。

張り替えにはもう一つ費用要因があります。解体や改修の前には、アスベストの事前調査が法律で義務づけられています。2022年4月からは調査結果の報告が、2023年10月からは有資格者による調査が必須となりました。報告の対象は、請負金額100万円以上の改修工事などと定められています。

窯業系サイディングでアスベスト含有の対象となるのは、おおむね2004年以前に製造されたボードです。含有が判明すれば処理費用が上乗せされます。費用を抑えるため、既存の外壁の上から新しい外壁を張るカバー工法を選ぶケースもあります。制度の詳細は厚生労働省の案内を、外壁材の基礎知識は日本窯業外装材協会をご確認ください。

庄内で業者を選ぶときの5つの質問

業者の力量は、外壁材の診断について質問すれば一発で見抜けます。金額の比較より先に、次の5つを聞いてみてください。

質問1:うちは直張りですか、通気工法ですか

水切りを見て確認します、と具体的な確認方法が返ってくれば合格です。築年数から推定するだけの回答は物足りません。

質問2:難付着サイディングかどうか、どう確認しますか

ラッカーシンナーテストや仕様書の確認、と根拠のある方法が出れば合格です。「見れば分かります」「長年の経験で」といった答えが返ってきたら、その場でお断りしてください。

質問3:使う下塗り材の商品名を教えてください

商品名がすっと出てくるかどうかを見ます。「強力なやつを使います」「高密着タイプなので大丈夫です」と言葉を濁す業者は、知識がないか、コストを削るつもりでいます。

質問4:コーキングは打ち替えと増し打ちのどちらですか

ボード目地は打ち替え、サッシまわりは増し打ち、と使い分けの説明ができれば合格です。理由まで話せる業者なら、なお安心できます。

質問5:見積もりの内訳を出してもらえますか

足場、洗浄、下地補修、コーキング、下塗り、中塗り、上塗り、付帯部。この単位で数量と単価が並ぶ見積書が出てくるかどうかが分かれ目です。

あわせて、相見積もりは2社から3社が適量です。庄内は業者の数が限られるので、地元で施工実績を確認できる会社を選んでください。

鶴岡市・酒田市の外壁塗装は、完全自社施工の渡会塗装店へご相談ください。

職人歴30年の代表が診断から施工まで一貫して担当します。下請けを挟まないため、診断内容と工事内容がそのままつながります。単色塗装・WBアートの両方に対応。
お電話:090-4044-9682(8:00〜18:00 / 日祝休) 公式LINEから無料見積りを依頼する

サイディングの外壁塗装に関するよくある質問

庄内エリアのお客様から実際にいただく質問を、8つにまとめました。

Q1. サイディングは塗装しなくてもいいと聞きましたが本当ですか

いいえ、塗装は必要です。窯業系サイディングはセメントが主成分で、それ自体に防水性はありません。守っているのは表面の塗膜なので、塗膜が切れたら塗り替えてください。

Q2. 外壁塗装は何年ごとに行うべきですか

最初の塗り替えは築10年前後が目安です。2回目以降は使った塗料のグレードによります。シリコンで12年前後、フッ素なら15〜20年が一つの目安になります。

Q3. サイディングの外壁塗装をDIYでできますか

推奨しません。2階部分は足場が必要で、転落の危険が伴います。加えて、直張りか難付着かの判断と下塗り材の選定を誤ると、数年で塗膜が剥がれて余計な費用がかかります。

Q4. 塗装と張り替えでは、どちらがトータルで安いですか

劣化が進みきる前なら塗装のほうが確実に安く済みます。張り替えは既存材の撤去と処分が加わり、アスベスト調査の費用も乗ります。反りや割れが出る前に塗装するのが、いちばん経済的な選び方です。

Q5. ハウスメーカーで建てた家は、そのメーカーに頼まないと塗れませんか

そんなことはありません。難付着サイディング用の下塗り材は各塗料メーカーから発売されています。知識のある地元の塗装店であれば問題なく施工できます。まずは相見積もりを取って比べてください。

Q6. 柄のあるサイディングでも、柄を残したまま塗り替えられますか

残せます。劣化が軽ければクリヤー塗装、チョーキングが出ていればWBアートのような多彩仕上げが選択肢です。判断は現地で外壁の状態を見てからになります。工法の詳しい仕組みはWBアートの解説記事をご覧ください。

Q7. 山形の冬でも外壁塗装はできますか

降雪期の施工はおすすめできません。塗料は気温5度未満、湿度85%以上では規定どおりに乾かないためです。庄内で工事をするなら、雪が消えた4月下旬から11月上旬までが現実的な工期になります。予約は春先に集中するので、冬のうちに見積もりだけ取っておくと段取りが楽です。

Q8. 雪の多い庄内では、塗料の持ちは短くなりますか

条件が厳しいのは確かです。凍結と融解の繰り返しは塗膜に負担をかけますし、雪が積もる壁の下部は濡れている時間が長くなります。だからこそ下地処理と下塗りの精度が、他地域以上に効いてきます。同じ塗料でも、直張りかどうかや北面の状態で持ちは変わるとお考えください。

まとめ

サイディングの外壁塗装で押さえるべき点を整理します。

塗り替えの目安は築10年前後です。ただし判断は築年数より、チョーキング・コーキング切れ・反り・割れ・コケという5つのサインで行ってください。

そして何より、塗る前の診断です。直張り工法か、難付着サイディングか。この2つを確認せずに工事を始めると、どれだけ良い塗料を使っても数年で剥がれます。見積もりを比べる前に、診断の方法を質問してみてください。

柄のあるサイディングをお持ちなら、塗りつぶす以外の道もあります。クリヤーやWBアートなら、新築時の表情を残したまま塗り替えられる工法です。庄内で外壁の状態にお悩みでしたら、まずは無料診断からお声がけください。

この記事を書いた人

渡會 至(わたらい いたり)
渡会塗装店 代表 / 職人歴30年
山形県鶴岡市を拠点に、庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)で外壁・屋根塗装を手がける職人。完全自社施工にこだわり、WBアート(WB多彩仕上工法)認定施工店として数多く施工してきました。