外壁塗装は何年ごと?1回目は築10〜13年が目安

そろそろ塗り替えかもしれない。そう思って「外壁塗装は何年ごとか」を調べ始めた方に向けて書きました。

結論から申し上げます。外壁塗装は、1回目が築10〜13年、2回目以降は前回から12〜15年ごとが目安です。

ただし、この年数は出発点にすぎません。周期を実際に決めているのは築年数ではなく、外壁材・塗料・立地の3つだからです。同じ築12年でも、あと3年待てる家と、今年動いたほうがいい家に分かれます。

もうひとつ、年数より効く考え方があります。あと何年その家に住むか。ここが決まると、残りの塗り替え回数と、1回あたり何年もたせるべきかが決まります。

書いているのは山形県鶴岡市の塗装店です。庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)の家を30年見てきました。潮風と雪のある土地で周期がどう短くなるかも、後半に書いています。

この記事でわかること

  • 1回目と2回目以降で周期が変わる理由と、築10〜13年という目安の根拠
  • 「築10年ごと」という数字の出どころと、早すぎ・遅すぎの境目
  • 周期を決める3つの条件(外壁材・塗料・立地)と、塗料グレード別の耐用年数
  • 劣化サインを「あと何年か」の目盛りとして読む方法。赤信号はどれか
  • 20年・30年塗らずにいた家で、費用が塗装費から下地補修費に変わる仕組み
  • 点検の周期と塗り替えの周期を分ける、5年・10年・15年のモデル
  • 庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)で周期が短くなる理由と、相談を始める時期

外壁塗装は何年ごと?1回目は築10〜13年、2回目以降は12〜15年が目安です

まず全体像からお伝えします。外壁塗装の周期は、1回目が築10〜13年、2回目以降が前回から12〜15年です。

1回目の塗り替えを早めに入れた家と遅らせた家で、2回目以降の塗り替え周期の長さが変わることを示した年表の図
1回目をいつ入れるかで、そのあとの周期の長さが変わります

1回目だけ短いのには理由があります。新築時の外壁は工場で塗られた膜で、グレードとしてはアクリルからウレタン相当のものが多いからです。

2回目からは、住まい手が選んだ塗料に置き換わります。シリコンやフッ素を選べば、そのぶん次までの間隔は伸びます。

10年を境に、壁の傷み方が変わります

同じ家を定期点検で追いかけると、変化の速さが一様でないと気づきます。築10年までは比較的きれいなままです。そこから一気に進む家が多いのです。

塗膜は均等に減るのではなく、防水機能が切れた時点から加速します。「10年までは平気だった」という実感は、11年目以降の安心材料になりません。

1回目を12〜13年までに入れると、次が伸びます

周期の設計で、ここがいちばん効きます。1回目を12〜13年までに済ませておけば、下地が健全なまま2回目を迎えられます。

下地が健全なら、2回目は15年先でも成立します。逆に1回目を18年、20年と引っ張ると、2回目の前に下地補修が入ります。

生涯の周期を表にまとめます。築10〜13年で1回目に入った家の例です。

回数 時期の目安 前回からの間隔 この時期の中心工事
1回目 築10〜13年 目地の打ち替えと外壁3回塗り
2回目 築25年前後 12〜15年 前回より上のグレードも選択肢に入る
3回目 築40年前後 12〜15年 屋根材と防水シートの寿命も一緒に判断

年数はあくまで目安です。この記事の残りは、ご自宅がこの表のどこにいるかを絞り込むために使ってください。

年数より、あと何回塗るかで考えます

ご相談の席で、私はよくこうお聞きします。この家に、あと何年お住まいになりますか。

あと何年住むかは、あと何回塗るかとほぼ同じ意味です。残り30年なら2回、残り15年なら1回になります。回数が決まれば選ぶ塗料も決まります。逆算のやり方は9章に書きました。

「築10年ごと」はどこから来たのか|早すぎ・遅すぎの境目

この数字の出どころを分解します。築10年は壁が壊れる年ではありません。シーリングの寿命・新築時の塗膜・住宅会社の10年点検、この3つが重なった年です。

10年という数字を作っている3つの事情

ひとつずつ見ていきます。どれも壁そのものの寿命ではありません。

事情 中身 読者にとっての意味
目地のシーリング サイディングの継ぎ目に詰めるゴム状の防水材。10年前後で切れやすい 壁より先に寿命が来る部品。10年の実体はこれ
新築時の塗膜 工場で塗られた膜。アクリルからウレタン相当が多い 1回目が2回目以降より短いのは自然なこと
住宅会社の10年点検 引き渡しから10年で点検の案内が届く 点検の時期であって、塗装の時期とは限らない

3つのうち、家の防水に直結するのは1つ目だけです。目地が切れていなければ、10年ちょうどにこだわる理由はありません。

早すぎると何が起きるか

早い塗装が無駄になるわけではありません。ただ、生涯の塗り替え回数は増えます。

8年ごとに塗れば、30年で4回になります。13年ごとなら2回で足ります。足場は塗るたびにかかりますから、差は塗料代だけに収まりません。

もうひとつ、動く前に確認していただきたい点があります。建てた住宅会社の延長保証です。

建てた会社でメンテナンス工事をすると、新築時の保証が延長される仕組みがあります。この延長保証の対象は、構造躯体と雨漏りの2つだけです。10年より前に他社で塗ると、延長を受けられないことがあります。

該当するかどうかは、引き渡し時の保証書と契約書に書かれています。見積りを取る前に、一度開いてください。

遅すぎると何が起きるか

逆側の境目は、塗装で収まるかどうかです。塗り替えは、傷んだ下地を新品に戻す工事ではありません。

塗っても、新築時の状態には戻りません。10年ぶんの傷みを抱えた壁を、そこから何年延ばすかという工事です。

ここで効いてくるのが下地の状態です。目地が生きていてひび割れの浅い壁なら、塗って15年もちます。外壁材が水を吸って反りの出た壁は、塗っても数年で症状が戻ります。

周期を決めるのは築年数ではなく3つ|外壁材・塗料・立地

ここがこの記事の背骨です。塗り替え時期は築年数ではなく、外壁材・塗料・立地の3つを掛け合わせて決まります。

外壁材・塗料の種類・立地の3つの条件を掛け合わせて塗り替え時期が前後に動くことを示した図
周期は築年数ではなく、外壁材・塗料・立地の掛け合わせで決まります

同じ築12年でも、この3つの組み合わせで数年ずれます。順に見ていきます。

外壁材で、傷みの出る場所が変わります

窯業系サイディングは目地から、モルタルはひび割れから、金属系は錆から先に来ます。見るべき場所が違うのです。

構造でも条件が変わります。木造で変化が出はじめるのは10年前後です。鉄骨造やRC造は、結露と湿気の受け方が木造と違います。

塗料は現場で作る半製品です

カタログの年数がそのまま出ない理由は、ここにあります。塗料は缶のままでは、商品として完成していません。

効いてくるのは希釈率、硬化剤の配合量、撹拌の時間です。この3つを規定どおり守って、初めてカタログの前提に乗ります。薄めて伸ばした3回塗りと、規定どおりの3回塗りは別物です。

乾燥時間も同じです。カタログには23℃で何時間置くかが決められています。表面が乾いて見えても、規定の時間を待たずに重ねると持ちが落ちます。

メーカーが示す年数は「期待耐用年数」と呼ばれます。日本ペイントの用語解説に定義が載っています。促進試験にもとづく目安であって、実年数を約束した数字ではありません。

立地は、同じ市内でも差が出ます

日当たりの強い面は、紫外線で先に色が抜けます。湿気がこもる面は、ひび割れから水が入りやすくなります。

海沿いと内陸でも負荷が違います。同じ市の中でも、周期は1〜2年ずれるとお考えください。

この3つを現地でどう確かめるかは、塗装店が現地調査で見る10か所にまとめています。

外壁塗装は何年もつ?塗料グレード別・外壁材別の耐用年数

「何年もつか」は、2つの寿命に分かれます。塗料は8〜25年、外壁材はさらに長く、短いほうの寿命が次の塗り替え時期を決めます。

塗料グレード別の耐用年数

まず塗膜側の年数です。よく使われる仕様の目安を並べます。

仕様 耐用年数の目安 周期の組み方
ウレタン 8〜10年 短期で住み替える家、付帯部に使う
シリコン 8〜15年 2回目以降の標準。次を12〜15年後に置ける
フッ素 15〜20年 あと20年住む家を1回でつなぐ
無機 20〜25年 足場の回数を減らしたい家
クリヤー(シリコン系) 約10〜13年 柄を残す代わりに周期は短くなる
多彩仕上げ(標準仕様) 約15年(グレード幅10〜20年) 柄を作り直して周期も伸ばす

幅が広いのは、立地と施工条件で動くからです。上限側に寄せるには、規定どおりの希釈と乾燥時間が要ります。

外壁材の寿命は、塗膜より長く続きます

外壁材そのものは、塗膜より長く使えます。窯業系サイディングの上位グレードなら、話がさらに変わります。

外装材メーカーが20年程度の塗り替え目安を公表している製品もあるからです。ご自宅の外壁材の品番が分かれば、メーカーのサイトで推奨周期を確認できます。品番は新築時の仕様書に載っています。

点検の目安は業界団体も公表しています。日本窯業外装材協会のメンテナンス案内が窯業系サイディングの基準です。

サイディングの家には、2つの落とし穴もあります。壁の裏に通気層がない直張りと、塗料が付きにくい難付着サイディングです。どちらも周期の前に確認が要ります。見分け方はサイディングの外壁塗装に書きました。

劣化サインは「あと何年か」の目盛りとして読む

サインの読み方を変えると、判断が楽になります。劣化サインはやる・やらないの合図ではなく、周期のどこにいるかを示す目盛りです。

汚れや色あせは、そのまま塗り替えの合図になりません。美観の問題であって、防水の問題ではないからです。

緊急度は3段階に分かれます

手前から順に並べます。表に出てくるチョーキングは、手のひらで壁をこすると白い粉が付く現象です。赤信号はひとつだけです。

緊急度 症状 読み方
赤(すぐ相談) 雨漏り。室内のシミ、天井や窓まわりの変色 塗装だけでは収まらない段階
黄(半年〜1年で計画) 幅0.3mm・深さ5mm以上のひび割れ、目地の切れ、金属部の錆 水の入り口ができている
青(記録して次の点検へ) チョーキング、色あせ、コケ、汚れ 防水機能が落ちはじめた合図

赤信号は雨漏りだけ、と覚えてください。残りは、あと何年かを測るための目盛りです。

脚立に登らずに確かめられる4つ

粉のほかにも、ご自宅で見られる箇所があります。4つ挙げます。

  • ひび割れに名刺の角が入るか。入るなら幅0.3mm以上で、構造側のひび割れとして扱います
  • ひび割れの向き。横方向は縦方向より危険で、割れ口が雨を受け止めます。周りの黒ずみは水が回った証拠です
  • 雨上がりに乾きが遅い面がないか。微細な穴(ピンホール)から水を吸っているサインです
  • 1階部分の屋根は、2階の窓から見下ろせます。屋根に登らずに色あせと錆を確認できます

目地のシーリングは、見た目ほど悪くないこともあります。表面のトップコートだけが割れていて、シール本体が破断していなければ水は入りません。

私たちが現地で見ている場所と順番は、塗装店が現地調査で見る10か所に全部書いてあります。

20年・30年塗らずにいると、家の中で何が起きるか

先延ばしの結末を、順番で説明します。劣化は5段階で進みます。塗装で収まる範囲を超えた瞬間、費用は塗装費ではなく下地補修費として跳ね上がります。

外壁の劣化が5段階で進み、途中から塗装だけでは収まらず費用が増えていくことを示した進行図
破線から右は、塗装ではなく下地を直す工事の範囲に入ります

5段階を表にします。どこで止めるかで、必要な工事が変わります。

段階 家で起きていること 必要になる工事
1 塗膜の防水機能が落ち、壁が水を吸いはじめる 塗装で完結する
2 塗膜が硬くなり、家の動きに追従できず割れる 塗装+ひび割れ補修
3 北面のコケが水分を抱え、外壁材の腐食を早める 洗浄と外壁材の部分交換
4 浸入した水が柱や土台に達し、腐りとシロアリを呼ぶ 大工工事が加わる
5 内装まで到達し、修繕範囲が家全体に広がる 張り替えと内装の復旧

1と2の間で止められれば、工事は塗装で完結します。4に入ると、塗装は工事全体の一部でしかなくなります。

20年放置した家で最後に効いてくる、外壁材の廃番

下地補修より読みにくいのが、この問題です。築10年を過ぎると、同じ外壁材が手に入らなくなります。

製造終了で部分補修ができないのです。代用品では柄が合わないため、面ごと張り替える判断になります。1枚で済んだはずの補修が、1面分の費用に変わります。

張り替えが必要な状態で先に塗ってしまうと、その塗装費は残りません。順番を間違えると総額が上がります。

自分でやってはいけない対処

汚れが気になって、家庭用の高圧洗浄機で壁を洗う方がいます。これは避けてください。

近い距離で当てると、塗膜の表面を傷めます。細かい傷に汚れが入り込み、洗う前より汚れやすい壁になるからです。

チョーキングだけだから、と3年待ちます。その間に雨が入り、木部が腐ります。塗装の見積りに大工工事が上乗せされるのは、この順序です。

先延ばしで増える費用の内訳は、外壁塗装の相場の下地補修の項目と合わせてご覧ください。

点検の周期と、塗り替えの周期は分けて考える

混同されやすい2つを切り分けます。塗り替えが12〜15年でも、点検は10年を目安に入れるのが現実的です。

15年、18年、20年ともつ塗料を選んでも、点検までその間隔にする必要はありません。手前で直せば安く済む症状があるからです。

5年・10年・15年で組むモデル

塗り替えを15年に置いた場合の組み立て方を並べます。

時期 やること 費用の考え方
5年目 初回点検。初期の不具合と目地の状態を見る 点検のみ
10年目 点検と部分補修。切れた目地だけ打ち替える 足場なしで届く範囲を先に直す
15年目 足場を架けて外壁3回塗り まとまった費用が要る

順番は、点検が先で塗装が後。この並びを崩さなければ、周期は自然に伸びていきます。

付帯部は外壁より周期が短くなります

対象は雨樋、破風板、水切り、そして鉄部です。塗り替えの周期は、外壁と同じではありません。

とくに鉄部です。錆止めは錆には強いのですが、紫外線には弱い塗料です。上塗りで覆われていないと、外壁より先に劣化します。

点検のときは、外壁だけでなく鉄部の付け根を見てください。錆が浮いていれば、外壁の周期を待たずに手を入れる箇所です。

庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)では周期が短くなります

地域の条件を年数に落とします。庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)では凍結融解・潮風・積雪が重なります。全国平均より1〜2年早く周期が来ます。

冬の条件は気象庁が公開している酒田の観測データで確認できます。風の強さと降水日数を見ると、壁が受けている負荷の量が分かります。

3つの負荷が同時に来ます

それぞれ壁の違う場所を攻めます。表で整理します。

負荷 効いてくる場所 現れ方
凍結融解 壁の下部、北面と西面 吸った水が凍って膨らみ、塗膜を内側から押し出す
潮風 金属部と目地 手すり・水切り・雨樋の錆が先に出る
積雪 雪が寄る面と基礎まわり 濡れた状態が長く続き、乾く時間が短い

この3つは、順番にではなく毎年まとめて来ます。負荷のかかり方が、暖地とは違うわけです。

私が雪解けのあとに見ている場所

春先の現地調査で、私が最初に立つのは西面と北面の前です。冬のあいだ、この2面は雪が寄って長く濡れています。

見ているのは乾き方です。同じ日に見ても、下端だけ色が濃く残っている面があります。水を抱えたままの壁で、南面と同じ年数では判断できません。

庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)では、同じ市内でも海沿いと内陸で負荷が違います。酒田市や遊佐町の海に近い家では、壁より先に金属部と目地から傷みが出ます。

ですから、周期は1〜2年前倒しで見ておいてください。全国向けの目安をそのまま使うと、判断が1回ぶん遅れます。

あと何年住むかで決める|生涯の塗り替え回数と足場

年数の話を、回数の話に変えます。あと何年住むかを先に決めれば、残りの塗り替え回数が出ます。

あと何年住むかによって残りの塗り替え回数と足場を組む回数が変わることを示した分岐図
あと何年住むかを決めると、残りの塗り替え回数が出ます

回数が出れば、1回あたり何年もたせるかが決まります。塗料のグレードは、そこから逆算するものです。

足場は塗るたびに毎回かかります

回数で考える理由は、足場にあります。足場と養生には毎回15〜20万円がかかり、塗る回数のぶんだけ積み上がります。

塗料代だけを比べると、安いグレードが有利に見えます。足場を回数分まで足すと、順番が入れ替わることがあります。

30坪の家で塗る外壁の面積は、120〜150㎡ほどです。この面積に何を塗るかより、何回足場を架けるかのほうが生涯の総額に効いてきます。

残り年数から回数を出す

築15年の家を例に、3つのパターンで並べます。ご自宅の残り年数を当てはめてみてください。

あと何年住むか 残りの塗り替え回数 選び方の目安
あと10年 1回 ウレタンやシリコンで足りる
あと20年 1〜2回 フッ素で1回にまとめる選択肢が出る
あと30年以上 2回 1回目を12〜15年でつなぎ、2回目で長寿命に

あと30年以上の行には、もうひとつの組み方があります。無機(20〜25年)まで上げれば、あと30年でも1回で済ませる形です。足場が1回減るぶん、塗料代の差を回収できることがあります。

お子さんの代まで残す家なら、また別の組み方になります。売却を予定しているなら、塗る回数は減らせます。

10年目から、家の出費は重なります

もうひとつ、現実的な話をします。築10年を過ぎると、家に関する出費が同じ時期に集まります。

エアコン、洗濯機、給湯器、レンジフードが並びます。設備の寿命がそろって来る時期です。外壁の周期も、ちょうどここに重なります。

そこで効くのが積立です。月5,000円なら、10年で60万円になります。塗り替えの主要な部分を、痛みなく用意できる金額です。

実際にいくら必要になるかは、外壁塗装の相場で内訳から確認してください。

工事はまだでも、診断だけ先に受けられます

渡会塗装店は山形県鶴岡市が拠点です。庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)で外壁・屋根塗装を手がけています。代表の渡會が職人歴30年、完全自社施工で伺います。

現地調査とお見積りは無料です。「あと何年もちますか」というご相談だけでも構いません。今の壁の状態から、次の塗り替えまでの猶予をお伝えします。

猶予が分かれば、その間に資金を用意できます。工程ごとの写真もお出ししていますので、判断の材料にしてください。

お電話は 090-4044-9682(8:00〜18:00/日祝休)。公式LINEで外壁の写真を送っていただくだけでも構いません。

2回目・3回目の塗り替えでは何が変わるか

回数を重ねると、判断の材料が変わります。2回目以降は「今の壁に何が塗ってあるか」で下塗りが決まり、そこが持ちを左右します。

新築の壁は工場塗装で、条件がそろっています。2回目以降は、前回どんな塗料で塗ったかによって下地の状態が違ってきます。

持ちを決めているのは下塗りです

外壁塗装は3回塗りが基本です。下塗り、中塗り、上塗りの3工程。

仕上がりで見えるのは上塗りだけです。ところが、剥がれるかどうかを決めているのは下塗りの選定になります。

既存の塗膜と新しい塗料をつなぐのが下塗りの役目で、相性が合わなければ数年で浮きます。だから2回目以降は、前回の仕様が分かる資料が価値を持ちます。

見積書と塗料の商品名は、次の塗り替えまで保管しておいてください。着工前後の写真も残しておくと、劣化の速さを自分で比べられます。

職人の「もう持っていない」と、住む人の「まだ持っている」

この2つは、毎回ずれます。雨漏りしていなければ大丈夫、と感じるのが自然だからです。

私たちが「もう持っていない」と見るのは、塗膜が防水機能を失った時点です。症状が室内に出てくるのは、そこから何年か経ってからになります。

このずれを埋める方法はひとつです。壁の状態を写真で見せてもらい、判断の根拠をご自分の目で確かめてください。

柄を残したまま2回目を迎えたい方は、外壁塗装のクリアで条件をご確認ください。

柄を残したい家は、周期がもっと短くなります

柄の入った外壁には、別のタイムリミットがあります。柄を残す前提なら、期限は築8〜12年までです。過ぎたら柄を作り直す選択肢に切り替わります。

2色3色の柄が入ったサイディングを意匠性サイディングと呼びます。単色で塗ると、その柄は消えます。

クリヤーが使えるのは12年まで

柄を残す方法はクリヤー塗装だけです。透明な塗料で、下の柄をそのまま見せます。

だから下の状態も、そのまま見えてしまいます。色あせやチョーキングが進んだ壁に塗ると、褪せた色を閉じ込める仕上がりになります。

12年を過ぎた壁でクリヤーが選べなくなるのは、この理由です。塗膜そのものの耐用年数も、シリコン系で約10〜13年です。柄を残す代わりに、次の周期は単色より短くなります。

期限を過ぎた家の選択肢

単色でつぶすか、柄を作り直すかの2つです。判断は、壁の傷み具合で分かれます。

柄を作り直す工法が多彩仕上げです。専用のローラーで模様を付け、上から透明な膜で保護します。材料にはスズカファインのWBアートαを使います。

標準の仕様で約15年、グレードの幅で10〜20年が目安です。柄を残したうえで、次の周期も伸ばせます。

工法の中身と費用はWBアートとはにまとめました。

屋根と外壁は周期がずれる|足場を1回にまとめるか

2つの周期をどう扱うかの話です。屋根と外壁は傷み方が違うので周期はずれます。足場を1回にまとめるなら、屋根側のグレードで周期を合わせます。

屋根と外壁で塗り替えの周期がずれること、足場を1回にまとめるために周期を寄せる考え方を示した図
周期がずれる2つを、足場1回にまとめられるかで判断します

屋根は紫外線と熱で先に傷みます。外壁は湿気と潮風で傷みます。原因が違うので、そろわないのが普通です。

同時にやる理由と、ずらす理由

どちらの言い分にも根拠があります。並べて比べます。

判断 理由 向いている家
同時にやる 足場を共用でき、屋根の追加は+25〜45万円で収まる 屋根も外壁も10年以上経っている家
時期をずらす 劣化要因が違い、次回の足場のタイミングが揃わなくなる 屋根を数年前に葺き替えた家

私たちは同時をおすすめする場面が多いのですが、条件がひとつあります。外壁15年・屋根8年のように、期待耐用年数の釣り合いが崩れた組み合わせにしないことです。

足場を1回にまとめるなら、屋根側のグレードを上げて年数を近づけます。次回も一緒に架けられる形にしておくためです。

庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)の屋根で、周期の前提が変わる点

私たちが庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)で見る住宅は、金属屋根が大半です。スレート屋根を前提にした全国向けの記事とは、話が違ってきます。

金属屋根で効くのが雪止めアングルです。屋根の雪の落下を止める金具で、一度外してから塗ります。ビス穴も止水します。付けたまま塗ると金具の下だけ塗膜が乗らず、そこから錆が出ます。

もうひとつ、築30年前後の家では屋根材より下が問題になります。ルーフィングという防水シートの寿命で、塗装では解決しません。

その年数の屋根は、塗るか葺き替えるかを先に決めてください。塗ってから数年で葺き替えると、塗装費が残らないからです。

庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)で、いつ相談を始めるか

逆算の話で締めます。塗れるのは春から秋まで。冬のうちに診断だけ済ませておくと、周期を1年ずらさずに済みます。

塗料には施工条件があります。気温5℃以下、湿度85%以上では規定どおりに乾きません。雪や雨で壁が濡れれば、その日は動けなくなります。

冬に工期が延びる理由

冬でも工事ができないわけではありません。ただ、日照の関係で作業できるのは9時から16時前までです。

1日に進む量が減るぶん、工期は延びます。乾燥に必要な時間は季節で短くなりませんから、そこを詰めることはできません。

春から秋に工事が集中するのは、この事情があるからです。前年の冬に段取りを済ませた家から順に、着工していきます。

冬のうちにやっておくこと

工事ができない時期にも、やれることがあります。診断と見積りです。

今の壁が「あと3年もつ」と分かれば、その3年で資金を用意できます。「今年動いたほうがいい」と分かれば、春一番の枠を押さえられます。

どちらに転んでも、判断が早まって損はありません。私たちが冬にお見積りだけをお出ししているのは、この逆算のためです。

着工後の流れと日数は、サイディング外壁塗装の工程と工期に10日から2週間の内訳を書いています。

外壁塗装の周期に関するよくある質問

周期のご相談で、実際にいただくことの多い質問をまとめました。

年数だけでは決められないものが多いので、判断の材料もあわせて書いています。

外壁塗装を20年していないとどうなりますか

塗装だけで収まらないことが増えます。塗膜の防水機能は10年前後で落ちはじめ、20年経つと外壁材そのものが水を吸っているからです。サイディングの反りや浮き、モルタルの深いひび割れが出ていれば、下地補修が加わります。塗装で足りるかどうかは、現地で下地を見てから判断してください。

外壁塗装を30年していない家は、もう手遅れですか

手遅れとは限りません。ただし、部分補修は効きにくくなります。築30年だと同じ外壁材がすでに製造終了していて、代用品では柄が合わないからです。1枚だけ交換するつもりが、面ごとの張り替えに変わります。屋根も防水シートの寿命が重なる時期です。塗装と葺き替えのどちらが安いかを先に比べてください。

築10年での外壁塗装は早すぎませんか

目地のシーリングが切れていれば早すぎません。切れていなければ、あと2〜3年待てる家もあります。もうひとつ確認していただきたいのが、建てた住宅会社の延長保証です。延長保証の対象は構造躯体と雨漏りの2つに限られ、条件は引き渡し時の書類に書かれています。動く前に一度お読みください。

外壁塗装は何年もちますか

塗料のグレードで決まります。ウレタンで8〜10年、シリコンで8〜15年、フッ素で15〜20年、無機で20〜25年が目安です。柄を残すクリヤー(シリコン系)は約10〜13年、多彩仕上げの標準仕様は約15年になります。ただしカタログの年数は促進試験にもとづく目安です。立地と施工条件で前後します。

自宅の外壁塗装は減価償却できますか

ご自宅は減価償却できません。減価償却は事業用資産の会計処理で、居住用の住宅は対象外だからです。賃貸に出している物件は違います。店舗・事務所として使う部分も同じで、修繕費か資本的支出として扱われます。判断は税理士か税務署にご確認ください。ご自宅なら、会計ではなく壁の状態で時期を決めてください。

屋根と外壁は同じタイミングで塗るべきですか

両方が10年以上経っているなら同時が有利です。足場を共用でき、屋根の追加は+25〜45万円で収まります。別々に頼むと、足場が二重にかかります。ただし屋根を数年前に葺き替えた家では、無理にそろえる必要はありません。同時にするなら、次回も一緒に架けられるよう屋根側のグレードを上げて年数を近づけます。

前回いつ塗ったか分からない場合は、どう判断すればよいですか

3つ見れば当たりが付きます。手のひらで壁をこすって白い粉が付くか。目地のシーリングが切れていないか。雨上がりに乾きが遅い面がないか。粉が出ないのに艶も残っていない壁は、前回から相当な年数が経っています。塗り替え歴が読めない壁の見分け方は、外壁塗装のクリアにまとめました。

まとめ|「何年ごと」は、あと何回塗るかで決まります

長くなりましたので、要点をたたみます。外壁塗装は1回目が築10〜13年、2回目以降が12〜15年です。そのうえで、あと何回塗るかから逆算して決めます。

この記事の内容を、確認の順番に並べ直します。

順番 確認すること この記事での目安
1 前回の塗装から何年か 1回目は築10〜13年、2回目以降は12〜15年
2 赤信号が出ていないか 赤は雨漏りだけ。0.3mm以上のひび・目地の切れは黄
3 外壁材・塗料・立地 3つの掛け合わせで1〜2年ずれる
4 点検の周期 塗り替えが15年でも点検は10年目安。5年・10年・15年で組む
5 あと何年住むか 残り年数÷12〜15年=残りの塗り替え回数
6 屋根をどうするか 同時なら屋根の追加は+25〜45万円。足場を共用できる
7 柄を残すか クリヤーの期限は築8〜12年。過ぎたら単色か多彩仕上げ

年数の目安は、あくまで出発点です。同じ築12年でも、目地が切れた家とそうでない家では次に取る行動が変わります。

そして庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)には、凍結融解と潮風と雪があります。北面と西面の傷みは1段早く進むと見ておいてください。

「何年ごとか」を調べる目的は、正解の数字を手に入れることではありません。ご自宅が周期のどこにいるかを、ご自分の言葉で言えるようになることです。そこまで来れば、見積書も比べられます。

次の塗り替えまで、あと何年かをお伝えします

現地調査とお見積りは無料です。承っているのは庄内エリア(鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町)です。壁の状態を写真でお見せしながら、あと何年もつかをご説明します。

単色・クリヤー・多彩仕上げの3工法を、すべて自社の職人が施工しています。柄を残すか単色にするかも、壁の条件を見てから中立にお話しします。

冬のうちに診断だけ、というご依頼も承ります。春の着工枠は早い順に埋まりますので、お早めにご相談ください。

お電話は 090-4044-9682(8:00〜18:00/日祝休)。公式LINEからのご相談も受け付けています。